CATEGORY:作品作り

2013年07月09日

光を分解する

今日は作品作りを兼ねた(?)ライティングの練習をしていました。
光を分解する
いつもは一度にすべての照明を点灯した状態で撮影を開始しますが、今回は試しに一灯ずつ分けて撮影をしてみました。今までなんとなく照明を配置していましたが、一度それぞれの照明の役割をしっかり確認しておこうと思ったわけです。

俯瞰で撮影したので、光の当たる面は基本的に3面になります。照明もそれぞれ3方向から当てました。
分けて撮影すると下のような感じになります。
光を分解する
光を分解する
光を分解する
一度に全部の光を当てると気づきませんが、意外に小さい面にしか光が当たってない所もあります。
なるべく少ない照明の数でライティング出来るよう、色々照明の配置を変えてみたりしましたが、やはりこういうアングルの場合、最低でも3灯は照明が必要なようです。

ただし、この3面に光を当てただけでは、輪郭や細部のディティールが完璧に再現できません。そこで、レフ版や補助灯などを使ってシャドウを起こしたり、ハイライトを加えたりしていきます。
それらをすべて合わせると、下のような写真になります。(具体的には、ウェポンライトの下にハイライトを入れたり、グリップ後部のシャドウをレフ板で少し起こしたりしています)
光を分解する
これに背景の照明も合わせると、全部で6灯の照明(+レフ板)が必要になりました。すべて人工光でまかなおうとすると、結構な数の照明が必要なことが分かります。

ライティングって不思議なもので、「え?こんな角度で当てた光が写るの?」と驚かされることがありますし、逆に角度によってはまったく光が写らないこともあります。被写体にただ照明を向けただけでは成り立たないのがライティングの面白いところです。

もう一つ、これは少し前から気づいていたことなんですが、被写体(GUN)表面の質感を再現するには、あまり光を和らげない方が良さそうです。(照明の角度にもよりますが)
これまでは意味も無くトレーシングペーパーなどで光を和らげようとしてきましたが、それだと光がのっぺりした感じになってしまい、表面の細かな凹凸が表現できないんですよね。なので最近は照明をそのままの状態で当てるようにしています。

光を分解する
↑この写真が今日の成果ですが、正直、作品としては物足りないですね・・・。(そういえば久々の横位置写真)
ここまではあくまで基本的なライティングを施しただけの、言わばスタートラインなので、ここからさらに印象を強くするための工夫が必要になってきます。つまり、カラーライトを当てるなり、グラデーションを付けるなり、味付けが必要と言うわけです。個性を出すのはここからと言うことですね。ですがこれが一番難しいところ。実際、ここからどう味付けをするか、良いアイデアが思い浮かんでいません(笑)。
光を分解する
ところで、相変わらずですが部屋が狭くて難儀しています。照明の調整のために移動しようとすると、体のあっちをぶつけ、こっちをぶつけ・・・という感じに。奥の方にある照明にたどり着くために、スタンドや三脚の下をくぐったり、まさにジャングルジム状態(笑)。よく三脚に足を引っ掛けてアングルが変わっちゃったりもします(汗)。スムーズな撮影を可能にするには、やっぱり6畳分くらいのスペースは必要な気がします。大規模な模様替えをしようか真剣に考えている今日この頃です。





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Posted by copycat  at 01:17 │Comments(0)作品作り

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